刺されたのがアイドルでもシンガーソングライターでもという声
20歳女性アイドル心肺停止、首や胸など20か所以上メッタ刺し…東京都小金井市傷害事件 (スポーツ報知) - Yahoo!ニュース
世間をにぎわせているこの報道に関して。被害者の方にはなんとか回復していただきたいものではあるが、この冨田さんについてアイドルと報道されているけど、アイドルではなく正しくはシンガーソングライターであるという指摘をネットでよく見かけた。
本人の名誉といったものを尊重する意図にもみえる声もあったが、それだけではないようにも見えたともいえる。
アイドルとして活動していた時期もあるが、あくまで今はシンガーソングライターであると。
この反論に対してよく見かけた声としては「ドルオタは狂ってるのと一緒にしてほしくねえのかな」って意見や「こういった接触する機会があるイベントでは危険性があることに目を背けたいのか」などといったこともあった。
「アイドルでもシンガーソングライターでも一緒でしょ。何に怒ってるのこのひとたち」という声もあった。
そういえば、NHKでは芸能活動をしていた女性と紹介していたかな。この報道において、シンガーソングライターであることに関して、何が問題になるのかということかである。
NHK以外のニュースメディアがアイドル、もしくは地下アイドルという肩書で報道、そのファンによる犯行ということで報道することによって、我々はどういったイメージを受けたか。自分もそうであったように、ステレオタイプなアイドルファンの凶行という絵が浮かんだはずだ。
このステレオタイプというものは瞬時に皆の共通認識に表れてことの本質をわかりにくくするやっかいな面がある。被害者の方もアイドルとして活動していたというわけでもなく、犯人もSNSへの書き込みを見たとしても決してアイドルオタクといった部分は見て取ることはできない(正常な精神状態で書き込んでいたかという点はあるが)。
この問題において、報道をされることアイドルとそのファンの凶行という構図にして報道されることによって、イメージしやすいものになるということは報道としては成功ではあるが、そういったことはより我々にとっての非現実感をもたせてしまうことになるのだ。
今、ツイッターやFACEBOOKなどのSNS、さらにはインスタグラムやニコニコ生放送、youtubeなどで芸能事務所に入るような人でなくても何かしらの注目を多く集めることができてしまう。そういった人たちの防備の甘さといったことの問題は多いにある。本人に近づくような機会があるということはアイドルなどの現場においても共通する問題はあるといえるが、自分で発信するということを今一度考えてみてほしいところ。