ホセムヒカ元大統領のお言葉でお金について考えてみる
ホセムヒカ元大統領が来日して色々と講演を行ったりテレビに出演したりとしている
1000ドル強で生活する世界一貧しい大統領で名の知れた氏であるが、テレビ出演を求められるだけあって局にとってはどんな役を演じてもらうかということを考えているだろう。
もちろん珍しい人というだけの存在として呼ぶとも考えづらい。清貧をモットーとしているホセ氏を紹介することによって、今恵まれているとも言い難いひとたち(視聴者)にこういう貧しさを苦にしないひとを紹介する。そして、その人に弱者を見捨てずに経済成長をし続ける日本というものを見せて感心させる。それによって視聴者に強い日本というものを実感させると。
番組のコメントなどを見てたら、そういう風に仕立てたいんだなーとは思ってたけど、やはり氏の反新自由主義的な思想はごまかせるわけもなく、ある意味痛快でしたがw
お金がなくても一生懸命働いて強い国!って感じの新自由主義はなかなか思い通りにいかないのかなと。
で、このムヒカ氏の名言的なものでよく触れられてる
本当に貧しいのは物欲が尽きない人
という言葉。本当にこれは安い金で人をこきつかいたい人たちにいいように引用されそうになる気もするけど、これに加えて他にもある。
人は物を買うとき、お金を使ってるのではなく人生の大切な時間を使っている
と。
やりがいで仕事を選ぶ人が多いく、金や安定性を求めない人が多いと以前ガイアの夜明けの炎上ツイで言われていたが、これはやりがいのために金を求めず仕事をしろといってるわけでなく、物欲を満たすために人生の貴重な時間を費やすことはないってことだろうなと。
今、どこもとにかく働いていないとという強迫観念に似たようなものが漂っているが、働かなくてもそこまで欲しいものないしなーって感じで、市場原理がちゃんと働いて適正な労働条件になったら働くかーってなってもいいんじゃないでしょうかねって思うのだけどねーと。